(紀州桧 台形集成材)
和歌山県は古くから「紀州・木の国」と呼ばれ、豊富な森林資源と優れた木材を生産する林業地として位置付けられております。
その起源は江戸時代に遡り、徳川家康が江戸幕府を開いた頃、江戸城大改装や寺社仏閣の建立が盛んに行われる中で紀州材が起用されるようになったと言われています。
紀州材には杉、桧が含まれますが、特に紀州桧の大きな特徴は「粘り強さ」にあります。粘り強さとは木材を曲げた時にどのくらいの曲げ強度(ヤング係数)があるか、というもので圧縮、引っ張り、曲げ、せん断において、国土交通省が樹種ごとに定めた強度等級の検証結果があります。
■紀州桧の特徴
・色合いが良く、艶が出る
・目合いが良く、素直な狂いが少ない木
・強度、耐久性に優れている
・桧特有の香りがある(αピネン、ブルネオール含有)
製造方法
台形集成材とは、植林された森林の間伐作業によって生じた間伐材を、高度な技術によって加工したものです。小径木丸太を活用し、十分に乾燥させて強度を持たせ、さらに小割りしたものを台形に加工して使用します。台形材を横並びに交互に貼り合わて接着し集成材板を作ります。
他社の製造方法とは異なり接着面積も大きく、強度。狂いが少ない製品が作られます。
又、台形に加工する際の捨て材が極めて少なく、作る過程でのロスがなく、本当の意味で「エコ商品」に繋がっています。
間伐材は径が細く建築材としては使いにくいため、間伐が行われず山に切り捨てられることがありました。台形集成材は、間伐材を小切って使用する事により、太さの違う間伐材や根曲がり材を有効に活用します。
よって、森林を正しく管理して、木材を有効活用する。伐採したあとは、必ず植林して適正に管理する。
こうしたサイクルを継続して、木材を活用擦る事が森林維持、ひいては地球温暖化防止をはじめ、環境の保全や水源のかん養に大きく貢献できます。
この商品をより沢山作り、使用して頂ける商品開発を行い、このサイクル活動を進めていきたいと思っております。
塗装には、ポリウレタン樹脂塗料を使い、木の質感を失わないように仕上げの際には職人の技で一枚一枚丁寧にマットな仕上げに仕上げております。
Scene シリーズでは、カラー種類として4種類。サイズ変更と同様に無料でカラー変更が可能となっております。
※スーパーナチュラルUVのみ有料。
※Scene TV BoardはみスーパーナチュラルUVは対応不可。
■スーパーマットクリア―仕上げ
ポリウレタン樹脂で作られた透明塗料2液型(塗料と固める塗料を混ぜ合わせる)を職人が吹き付け塗装を施し、仕上げの塗装で艶が出ない塗料を丁寧に吹き付けます。仕上がりも艶がなく飽きのこない落ち着いた仕上がりになっております。
■ボルドーブラウン色スーパーマット仕上げ
素材に顔料着色を施し染色しポリウレタン樹脂塗料を吹き付けをします。仕上げの塗装で艶のでない塗料を職人の技で丁寧に吹き付け塗装をします。少しワイン色の入ったブラウン色は桧の節柄をうまく引き立たせてゆったりと落ち着いた表情になっております。
■グレージュ色スーパーマット仕上げ
素材に顔料着色を施し染色しポリウレタン樹脂塗料を吹き付けをします。トレンドのグレーにベージュの温かみを加え、桧の節を上手く落ち着かせシックなデザインに仕上げております。
■スーパーナチュラルUV仕上げ
素材に秘密の着色を施し染色し、ポリウレタン樹脂塗料を吹き付けます。秘密の特殊塗料にて数回塗り重ね、仕上げにスーパーマットUVコートを行います。仕上がりは、塗装をしているのか分からないほど無塗装桧材に近い仕上がりになり、尚且つ表面の堅さが硬く傷も付きにくく、お手入れもお掃除も楽にでき、長くご使用頂けます。
注意点(お手入れ)
すべて抗菌仕様の塗料を使用しており、従来品よりも菌の繁殖を抑える効果はあります。無菌になる事はありませんので日頃のお手入れをお願い致します。
お手入れは中性洗剤など水吹き後、柔らかいタオル等で乾拭きをお勧め致します。
スーパーナチュラル仕上げはUVコートをしておりますが、傷が付かないのではありません。カッターやザラザラした物でこすらないで下さい。
自然の木には、枝があるかぎり必ず節はあります。
「節」は、木の成長し太くなっていく過程で、枝の部分を巻き込んだ部分の事です。つまり、節とは枝の一部であり、枝の位置していたところにその数だけ節が存在します。
枝の成長が止まる場合には、人工的伐採、又は自然現象で枝が折れるなどにより成長が止まった状態のものを包み込んでいくことにより発生していきます。その木を製材する事により、表面に円形、または楕円形の節が木材の表面に現れることがあります。
当社の熊野中辺路桧の集成材は、伐採した原木を捨てることなく活用していることから、節の数も多い商品になっております。
節には、「生き節」「死節」などがあり、死節が製材時に抜け落ちた状態を「抜け節」と呼ばれます。
「生節」は、枝が生きている状態で幹に巻き込まれたものです。その上で、生きた枝がたくさんの葉っぱを抱えても折れないように枝と幹と組織とは繋がった状態になっております。「死節」は、枯れた枝が幹の成長過程で巻き込まれた状態です。枯れてしまった後に幹に巻き込まれたので、周囲の組織とは繋がっておりません。そのため、割材の仕方によっては、死節の部分だけ抜け落ちる事もあり、その抜け落ちる節を「抜け節」と呼ぶ事もあります。
節の特性として、生節は製材され表面にでてくると、乾燥され割れが発生する事もあります。よって工場での品質確認検品の際に、割れ、又は節の凹みなどはパテ埋め処理を実施し、使用上問題のないレベルに整えてから製品化を行っております。しかしながら、そういった過程を経ても節の割れ等は発生いたしますが、割れ等は木材の自然の現象であり、天然が本来持つ特性となり、日々変化を繰り返します。
また、ウレタン塗装をするにあたり白木部分と節部分の塗料の吸い込みが異なるため、完成後の手触りとして節部は凹凸の感じる触感となることもあり、節有りの集成材の個性として商品化しております。お客様にはこれらの特性・変化をお楽しみいただきたいと考えております。
オプションにて天板の形をお選びいただく事が可能です。
標準、小さな丸み(SR天板)、丸み(R天板)の3種類の天板から形を選択していただけます。
小さいお子様のいるご家庭の為、安全を考慮した設計となっております。
※R加工は、オーダーサイズによって対応できない場合がございます。
天板の木口は、触った時の手触りを重視して3Rの面取り加工を施しています。
製造工場にて、職人の手で一枚ずつ丁寧に検品、面取り加工を行い、仕上げ状況、板自体の状況を確認しながら加工、研磨処理にて滑らかな仕上がりに仕上げて商品化しております。
PCデスクとしてお使いになる場合などに、LANケーブルなどを通す配線孔加工をオプションにて対応致します。
配線孔加工は60Φの大きさとなっており、加工位置は4箇所からお選びいただけます。
また、配線孔用にキャップをご用意しており、樹脂製キャップで3種類、亜鉛合金製で2種類となります。
ホワイト、ブラック、ライトブラウンの樹脂製
シルバー、ブラックの亜鉛合金製、からお選び下さい。
※SceneTableのみ対応
加工のみで木口の切り欠き加工も対応しております。
壁につけてご利用になる際に、配線を通すことで配線をまとめすっきりした印象を与えてくれます。。
切り欠き加工については3か所の加工位置からお選びください。
※SceneTableのみ対応
JIS認定機関ではありませんが、JIS1205に準じた試験を実施し、天板のたわみを測定。
基準値内の試験結果を得られております。
※SceneTableのみ対応
商品は天板と鉄脚をそれぞれ二梱包に分けて発送いたします。
同日同時発送の為、商品到着後すぐに商品を組み立てることができます。
※画像はScene Tableのものとなります。